親友の死…ある夏の日の出来事【2009-08-28】
親友のO君が亡くなって、(2009年で)5年たつ。
半信半疑だった。
家内から、東京から電話があったと言うので、誰かと思った。
O君の奥さんからだという。
年賀状が来て、大阪で仕事をすると言っていたので、また会えるようになるなと思っていた矢先だった。
よく行ったO君の生家に電話した。
聞きなれたO君の母の声であった。
「駄目だった」という。
何のことか分からなかった。
急速な変化がO君に起こっていたとは知らなかった。
続いて、奥さんが電話に出てきた。
「主人は亡くなくなりました」という。
思わず「すぐに行きます」と言った。
新幹線に飛び乗り、神奈川の霊場に駆け付けた。
亡骸は、かってのO君の面影が残っていたが、大層変わったようにも見えた。
信じられない。
丈夫さでは私よりも数段上であったと思っていた。
社会的地位も数段上で収入も十分すぎるはずであった。
家庭も、神戸のA市の有名大学出身のご令嬢との縁談がまとまって喜んでいた、お子さんにも恵まれていた。
O君との思い出は、私の貴重な青春の思い出である。
私の生家にも来て、私の母とも交流があった。祖父とも。
O君とのことを語りたい(続く)。