新型コロナウイルスが京都でも一気に増加してきていることについて。

1.令和二年3月5日、地元京都で6例目の感染者が見つかった

京都新聞によると、「京都府は5日、大阪市在住の30代日本人男性から新型コロナウイルスが検出されたと発表した。男性は2月20日~28日までフィリピンに滞在し、28日午前10時過ぎ関西国際空港に到着後、南海電鉄、大阪メトロ、阪急電鉄、タクシーを経由し、長岡京市の実家に帰宅した。同日夕方、せきや発熱があり、3月2日、実家近くの医療機関を受診。肺炎と診断されたが、その際には新型コロナウイルス感染は疑われず、実家に帰宅。症状が改善しなかったため、4日、府の帰国者・接触者相談外来を受診。検査の結果、5日、感染が確認された。」そうである。

これは、乙訓保健所の管轄である。

下記は公の発表である(ヤフーサイトより引用)

  

 

2.あまりに残念な首相と内閣

新型コロナウイルス感染症:正式名称を「COVID-19(coronavirus disease 2019)」の拡大防止の為に、学校は3月2日から休みを首相は要請した。

ところで、日本政府・首相官邸は、2009年の新型インフルエンザ(豚インフルエンザH1N1)の時のリスクマネジメントをなぜ生かさなかったのか。

学校現場に教育的指導も含めてウイルスに対する正しい衛生的対応を教えることこそこの国の将来を担うものに対する教育的配慮ではないのか。

学校現場にプロセスも示さずに、親への生活保障という問題にすり替えてしまったり、政治的責任に置き換えてみたり、子供への敬意が全くないのだ。

少子化の中での国の将来がかかっている子たちは1か月余り教育を放置していいのか。その責任こそ国の責任であり、大人の責任である。政治も教育も三流か。

3.今の日本政治が危機的であること

堺屋太一が繰り返し生前行ったように、政治がベルサイユ化している。

二代目三代目は選挙地盤が安定しており、現場をじっと見ないで、多様な意見を聞かないで政治的地位が保たれるので、権力を握れば自分と側近の間で物事を決めて行っている。

権力不均衡のガバナンス不全の国になったのは皆に責任がある

4.リスクマネジメント・危機管理不全の国

新型コロナウイルスに対する国の水際作戦の失敗は、国民の命を第一に考えるのか、政治的な枠組みの中でやるのかの違いの結果である。

国民主権も民主主義もイデオロギーに過ぎないのか。

すっかり政治に落胆しているのは真の信頼に基づいたリーダーシップが誰も取れない政治に対する悄然な苛立ちである。

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