母の命日、その日も母は働いていた。
今日は母の命日だ。
午後の法律相談を済ませてから京都駅に出て、歩いて本願寺にお参りに行く。
朝の内は西山の光明寺で線香をあげたりして境内で静かに冥福を祈って過ごす。
『ありがとうございました。小さい時から何度も助けてくれて。一貫して勉強をすることを勧めてくれて。正しかったです。」
その亡くなる日も、その前の日も、もっと前から、一生ずっと母は身を粉にして働いてくれた。
そのおかげで、私も含めた子供皆すくすく育った。
ありがとうございました。本当にありがとうございました。